くりの木日記

2011.10.18更新

　最近気温が寒くなった事もあり、肉離れで来られる患者さんが増えています。


寒くなり、筋の温度が上がる前（筋の柔軟性が高くなる前）に耐えうる運動負荷が患部にかかると起こりやすくなります。


他にも原因はあります。例えば、モモの筋肉で言えば、筋の左右差、筋の前後差、ウォーミングアップ不足、練習強度・・・・


肉離れとは筋肉が切れている状態（筋損傷）を言います。


筋肉痛と思っている中でも、実は肉離れ（筋損傷）であるかも知れません。（エコーで見ると筋損傷や皮下出血もわかりやすいで


す。ちなみにレントゲンは骨に対してはかなり有効ですが、肉離れなど軟部組織のものはエコーがわかりやすいです。）


もしいつもと違う筋肉痛と感じたら、すぐに初期処置をしましょう。自分でわからない場合は、近くの整形外科、接骨院


で受診してみましょう。初期はＲＩＣＥ（ライス）処置が基本です。ＲＩＣＥとは４つの英文字の頭文字で


　　Ｒ　　・・・・・　　ＲＥＳＴ　　安静　（患部を動かさない・使わない）
　　Ｉ　　　・・・・・　　ＩＣＥ　　　アイシング　（冷やす）
　　Ｃ　　・・・・・　　ＣＯＭＰＲＥＳＳＩＯＮ　　圧迫　（包帯やﾃｰﾋﾟﾝｸﾞにて）
　　Ｅ　　・・・・・　　ＥＬＥＶＡＴＩＯＮ　　挙上　（心臓より高い位置にあげます）


になります。これらをすることで炎症、腫れ、痛みが取り除かれるのを手助けします。


あと、患部の修復度合に対して運動強度が強いと再度痛めますので、競技復帰の時期と、運動強度だけには気をつけて下さ


いね。ではスポーツの秋を楽しんで下さいね。


投稿者: くりの木接骨院

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